天井裏で音がする、何かいる|音の種類で正体を見分ける

天井裏に何かいる|音の種類で、何がいるか見当をつける

夜中の2時、天井で何かが走った。

天井裏で音がする。そこから眠れなくなって、いま調べている。そういう方に向けて書いています。

先に言っておくと、何がいるかによって、やることが全部変わります。ネズミなら侵入口を塞ぐ話になりますが、ハクビシンやイタチだと、そもそも自分で捕まえること自体が法律で禁じられています。

だから最初にやるのは、追い出すことではありません。正体の見当をつけることです。

目次

天井裏の音を聞き分ける

一番の手がかりは音です。判断の材料は3つあります。重さ、時間帯、そして音の質。

重さ

これが決定的です。

ネズミは軽い。走っても「カサカサ」「タタタ」という感じで、天井板がたわむような音はしません。対してハクビシンやアライグマは猫くらいの体格があるので、「ドスン」「ドタドタ」と重く響きます。天井が抜けるんじゃないかと思うような音なら、ネズミではありません

イタチはその中間です。体は細いのに動きが速いので、走り回る音が長く続きます。

時間帯

時間可能性
深夜だけハクビシン、アライグマ、イタチ
夜も昼もネズミ
夕方に一斉に出ていくコウモリ
明け方に戻ってくるイタチ、コウモリ

コウモリは分かりやすいほうです。日が暮れる頃に外へ出て、明け方に戻る。羽ばたく「バサバサ」という音がします。

ネズミが昼間も動くのは、家が静かだからです。人の出入りが少ない家ほど、昼夜の区別なく活動します。昼にも聞こえる場合の絞り込み方は天井裏の音が昼間もするに分けて書きました。

音の質

「カリカリ」「ガリガリ」と何かを削る音は、ネズミが歯を立てている音です。ネズミの歯は伸び続けるので、常に何かをかじっています。木材、断熱材、そして配線。

走り回る音だけで、かじる音がしないなら、ネズミ以外を疑ってください。

音だけでは決められないこともあります。糞と侵入口を見れば種類が分かるので、調査だけ受けるという手もあります。

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体の大きさで音が変わる

数字で並べると、音の重さの違いがはっきりします。

動物体重の目安体長の目安
ハツカネズミ10〜20グラム6〜9センチ
クマネズミ100〜200グラム15〜25センチ
ドブネズミ200〜500グラム20〜28センチ
アブラコウモリ5〜10グラム4〜6センチ
イタチ(オス)300〜800グラム27〜37センチ
ハクビシン3〜4キロ50〜60センチ(尾を除く)
アライグマ4〜10キロ40〜60センチ(尾を除く)

ネズミとハクビシンでは体重が20倍から40倍違います。天井板の上を歩けば、音がまったく別のものになるのは当然です。

臭いと糞

音だけで決められないときは、こちらのほうが確実です。

イタチは強烈です。獣の臭いというより、鼻に刺さる臭さで、天井裏に上がらなくても部屋まで下りてきます。「なんだか家が臭い」から調べ始める人は、イタチのことが多いです。

ハクビシンとアライグマは、同じ場所に糞をする習性があります。溜め糞といいます。その一点だけアンモニア臭が強くなり、放っておくと天井板に染みてきます。天井に茶色いシミが広がってきたなら、雨漏りではなくこちらの可能性があります。

糞の見分け方も書いておきます。

ネズミは1センチ前後で細長く、あちこちに散らばっています。ハクビシンは5センチを超えることもあって、太い。コウモリは5ミリから1センチほどの黒い粒で、指でつまむとほろほろ崩れます。虫を食べているからです。糞が真下に山になって落ちているなら、まずコウモリです。

ここから先が本題です

正体の見当がついたところで、ひとつ知っておいてほしいことがあります。

ネズミ以外は、許可なく捕まえることも、殺すこともできません

鳥獣保護管理法という法律があって、ハクビシン、イタチ、アライグマ、コウモリはこの法律の対象です。罠を仕掛けて捕まえた時点で違反になります。アライグマはさらに外来生物法の規制もかかります。

「捕まえて山に逃がす」も駄目です。捕獲そのものが許可制だからです。

だから、これらの動物でできるのは追い出すことと、二度と入れないようにすることだけ。この2つをやり切るのが、実際にはかなり難しい。追い出しても侵入口が残っていれば戻ってきますし、子どもがいる時期に追い出すと、天井裏に取り残されて死にます。死骸の臭いのほうがよほど厄介です。

法律の中身はハクビシンの捕獲に許可はいるかコウモリを追い出すときの法律に分けて書いています。

今日のうちにできること

天井裏に上がれるなら、懐中電灯を持って糞を確認してください。ただし、防塵マスクと手袋は必ず。糞尿には病原体やダニがいます。素手で触らないでください。

上がれない、上がりたくない、という方のほうが多いと思います。その場合は次の3つだけ記録してください。

  • 音がした時刻(何時何分まで)
  • どのあたりから聞こえたか
  • 部屋に臭いが下りてきているか

これを控えておくと、業者に見てもらうときに話が早く済みます。どの動物か当たりがついていれば、調査の時間も短くなります。

そして、天井裏に殺鼠剤や燻煙剤を放り込むのは、まだ待ってください。ネズミ以外には効きませんし、効いた場合はそれはそれで死骸の問題が起きます。順番があります。

音が止まっても安心できません

最後にひとつ。

数日経って音が止まることがあります。「出ていったんだな」と思うところですが、静かになるのは巣を作り終えたときも同じです。

出産して子育てに入ると、動き回らなくなるので音が減ります。そして数週間後、子どもが動き出したときに、前より大きな音になって戻ってきます。

このあたりはネズミの音がしなくなったに書きました。

録った音と時刻を伝えれば、調査は短く済みます。現地調査と見積もりは無料で受けられます。

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この記事を書いた人

築100年の田舎の家に住んでいるので、屋根裏で何かが走るなんて日常茶飯事。「まあ古い家だから…」と気にしていなかったのですが、害獣が子育てをし始めたことで駆除するきっかけになりました。このサイトでは、その時に私が体験したことをまとめています。

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