毎晩うるさかった天井裏が、ここ数日静かになった。
出ていったのだろう、と思うところです。ただ、ネズミの音がしなくなる理由は4つあって、そのうち安心していいのは1つだけです。
1 本当に出ていった
これならいい話です。
外に食べ物が増える時期、あるいは近所で工事があった、猫が来るようになった。環境が変わって移動することはあります。
ただ、侵入口が開いたままなら、また戻ります。ネズミは同じ経路を覚えていて、条件が戻れば使います。
出ていったと判断するのは、静かになったからではなく、糞が増えなくなったかどうかで見ます。天井裏に上がって、目印になるものを置いておく方法もあります。小麦粉を薄く撒いておいて、数日後に足跡が付いていなければ通っていません。
いなくなったかどうかの確認は、素人には難しいところです。塞ぐ前に見てもらってください。

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2 子育てに入って動かなくなった
これが一番多い理由です。
ネズミは巣を作ると、そこから動く回数が減ります。特に出産直後は、母親が巣にとどまる時間が長くなります。
そして数週間後、子どもが動き出したときに音が戻ります。このとき、前より数が増えています。
クマネズミは1回に6匹前後を産み、年に数回繁殖します。半年放置すれば、数匹が数十匹になっていることがあります。
音が止まって、しばらくして前より大きな音になったなら、この経路をたどっています。
3 毒餌が効いて、どこかで死んだ
殺鼠剤を置いていた場合です。
効いたのなら結果としては良いのですが、問題はその後です。ネズミは巣に戻ってから死ぬので、天井裏や壁の中で腐ります。
夏なら3日ほどで臭い始めます。冬でも2週間もすれば分かります。そして蛆が湧き、ハエが室内に出てきます。
回収できない場所にある場合、壁や天井を開けることになります。臭いが引くまで数週間かかることもあります。
死骸の探し方と処理はネズミの死骸を処分するに書きました。
4 場所を移しただけ
天井裏から壁の中へ、あるいは床下へ。家の中で移動しただけ、ということがあります。昼と夜で聞こえ方が変わったなら、天井裏の音が昼間もするも参考になります。
音が聞こえなくなったのは、寝室から遠い場所に移ったからかもしれません。
耳を当てる場所を変えてみてください。壁の中から聞こえるなら壁の中から音がするを、床下が怪しいなら床の点検口を開けてみる。
どれくらいで数が変わるか
静かなあいだに何が起きているかを、数字で見ておきます。
クマネズミは妊娠期間が3週間ほどで、1回に5〜10匹を産みます。生まれた子は3か月ほどで繁殖できるようになります。
つまり、放置した半年のあいだに、最初の1組が生んだ子がさらに子を生む段階まで進みます。音が止まっている数週間は、その途中です。
そして、家に定着したネズミは行動範囲が狭く、クマネズミなら半径10メートルから30メートルほどの範囲で生活するとされます。天井裏という限られた空間で、その数が増えていくことになります。
ネズミの音がしなくなったあと、確かめる方法
上がれるなら、次を見ます。
- 糞が新しく増えているか(乾いて色があせているものは古い)
- 断熱材に新しい掘り返しの跡があるか
- ラットサイン(通り道の黒い擦り跡)が濃くなっているか
- 齧った跡の木くずが新しいか
古い糞と新しい糞は見分けがつきます。新しいものは黒く湿っていて、時間が経つと灰色っぽく乾いてぼろぼろになります。
上がれない場合は、粘着シートを何枚か置いてみるという方法もあります。かからなくても、上を通れば跡が残ります。
一番危ないのは、この時期に塞ぐこと
静かになったから今のうちに侵入口を塞ごう、と考えるのは自然です。ただ、まだ中にいる場合、閉じ込めることになります。
閉じ込められたネズミは、別の場所を齧って出ようとします。新しい穴を開けられれば、そこが次の侵入口になります。出られなければ、中で死にます。
だから順番は、いなくなったことを確認してから塞ぐ。ここは変えられません。
確認のしかたは、上に書いた小麦粉や粘着シートで数日様子を見るのが現実的です。1日では足りません。1週間は見てください。
放置して自然に終わることは、まずありません
数ヶ月静かなままで、そのまま終わることもあります。
ただ、その間に何が起きているかというと、糞尿が溜まり、断熱材が汚れ、配線が齧られています。音がしないことと、被害が止まっていることは別の話です。
天井にシミが出てきたなら、静かでも進行しています。天井のシミが雨漏り以外の原因かどうかを見てください。
音がしないうちに調べておくほうが、動き回っている時期より作業もしやすい。静かになった今が、確認するには都合のいい時期でもあります。
静かないまが、確認するには都合のいい時期でもあります。調査は無料で受けられます。

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