さまざまな印刷

さまざまな印刷

事務用印刷

印刷は空気のようです。いつも、それとなく⾝近にあって、⽬⽴たないけど、⾃分の役割をきちんと果たしています。もし印刷がなかったら、何も識別が出来なくなり、困ったことになり、なにかの拍⼦に、⼤パニックになりそうです。

 自由帳という白紙のノートもありますが、たいていは書きやすいように罫線が印刷されています。
 封筒や便箋、これにも罫線と郵便番号を書くための場所が印刷されています。それだけでなく時にはかわいいデザインの入ったものもあります。


 RHODIAのメモ帳、ここでは横と升目の二タイプの罫線が印刷されていますが、これはコピーしても、罫線を除いた自分の書いた文字だけを複写してくれる洒落もののメモ帳です。
 領収書はいつ、だれが、なにを、だれから、いくら、受け取ったのかを記入する欄が印刷されていて、必要なときのその欄に記入すれば済むようになっています。又、その控えを作り・保存するために、カーボンなしで自動的に写しが取れるような印刷配慮もなされています。

包装紙

 贈答箱・美粧ダンボール箱、人に贈るために作られた箱、それがなおかつ奇麗に出来ていて、自分の大事なもの入れにしたくなる。お中元やお歳暮の季節になるとよく目にするものです。
 液体容器、最近は家でお茶を入れることがめっきり少なくなったのではないですか、自動販売機で打っている缶物の飲み物、そこにもちゃんと印刷が入っています。
 ショッピングバック、ちょっと昔は買い物かご持って買い物に行くのが当たり前でした。最近はエコの立場にたってそれを推奨しているところもありますが、普及はまだまだのようです。ちょっと買い物をするとこんな素敵なショッピングバックに品物を入れて渡してくれます。パック、牛乳に限らず、ジュース、ヨーグルト、何でもこんな形で売られています。ここにもしっかり印刷があります。

布製品

 布トレー、左右をよく見比べてください。印刷だってことがよくわかります。染色とはちょっと違います。もちろん織物とは全く異なります。プリントして簡単に作れます。だから安く出来るのです。

建装材

 プリント合板、床材、これも印刷です。ここでの印刷使命は「本物以上に本物」らしさを要求されることです。あるときは木目、あるときは岩肌のざらつきという具合に自然の風合いを印刷に取り入れる、まさに「本物以上に本物」への挑戦です。そんなことを考えながら、是非、関連団体紹介ページの東京グラフィックコミュニケーションズ工業組合のスライドショーをご覧ください。

精密電子部品

 マザーボードに代表されるように、ここに印刷の技術が導入されたことで、大量生産が可能になったり、低価格を実現することが出来たのです。携帯電話に限らず身の回りの精密な電子製品すべてに、同じように印刷の技術が用いられている事も覚えて置いてください。
 印刷は「大量生産」、「低価格」をもたらした影の主役なのです。印刷はなにもプリントアウトすることがすべてではないのです。もう一つの印刷の力をここでしっかりと覚えておいて下さい。

屋外印刷

 こんな乗り物をよく見かけますね。これは直接車体に絵を描いているのではなく、実は大きなプリント物を車体に貼り付けているのです。広告の契約が切れるとまた新たなラッピングに衣替えするのです。

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一般社団法人新宿区印刷・製本関連団体協議会