ハクビシンの侵入経路|屋根から入るので、地上から探しても見つかりません

ハクビシンの侵入経路|屋根から入るので、地上から探しても見つかりません

ネズミを探すのと、ハクビシンを探すのは、まったく別の作業です。

ネズミは下から入ります。基礎の通気口、床下、配管の隙間。だから地面に近いところを見れば見つかることがあります。

ハクビシンは上から入ります

目次

まず屋根に上がる方法を考える

これが結論です。ハクビシンの侵入口は、ほぼ屋根まわりにあります。

  • 軒天と外壁のあいだ
  • 破風板や鼻隠しの継ぎ目
  • 屋根の谷になっている部分
  • ケラバの板金が浮いたところ
  • 瓦のずれ、棟の隙間
  • 天窓のまわり

地面に立って見上げても、これらは見えません。角度的に隠れています。

地上から探せる範囲に侵入口があることは、ほとんどありません。ここで詰まります。

屋根に上がれないなら、そこから先は進みません。調査だけでも受けてもらえます。

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8センチあれば入ります

ハクビシンの体は、猫くらいに見えます。実際、体重は3キロから4キロほど。

それでも通れる隙間は8センチ前後です。頭さえ入れば、骨格が柔らかいので体は続きます。

外壁の板が1枚浮いている。軒天に手のひらほどの穴が開いている。この程度で十分です。

侵入口より先に、こちらを確認したほうが早いことがあります。

ハクビシンは木登りが得意です。垂直な壁は登れませんが、次のものは使えます。

  • 屋根に枝がかかっている庭木
  • 電線
  • 雨どい
  • ベランダの手すり
  • 物置やカーポートの屋根
  • 高いブロック塀

家に接している高いものが、そのまま階段になります。

庭木の枝が屋根に触れているなら、切るだけで経路が1つ消えます。これは今日できます。電線は電力会社の管轄なので、勝手に触らないでください。

溜め糞の位置から巣が分かる

天井裏に上がれる場合の話です。

ハクビシンには、決まった場所に糞をする習性があります。溜め糞といいます。この場所は巣の近くにあることが多く、そこから侵入口の方向が推測できます。

天井のシミが出ている真上が、たいてい溜め糞です。シミの見分け方は天井のシミが雨漏り以外の原因かどうかに書きました。

ただし、天井裏に上がるなら装備が要ります。糞尿にはダニと病原体がいます。防塵マスク、手袋、ゴーグル。それと、天井板は体重を支えないので梁の上だけを踏むこと。

無理だと思ったら、上がらないでください。天井を踏み抜くと修理代のほうが高くつきます。

ハクビシンはどこまで登れるか

垂直の壁は登れませんが、次はすべて経路になります。

  • 雨どい(縦樋)……直径6センチ前後の管を抱えて登る。集合住宅では上階のベランダまで上がることもあり、その場合の対処はハクビシンがベランダにフンをするにまとめました
  • 電線……前後の足でつかんで渡る
  • 庭木の枝……屋根から1メートル以内なら飛び移る
  • ブロック塀……高さ1.2メートル程度なら跳び乗る
  • カーポート、物置の屋根……段差があれば階段になる

跳躍力は1メートル前後、垂直に近い木でも爪をかけて登ります。

だから対策として実際に効くのは、屋根に接している枝を切り落とすことです。剪定なら数千円から数万円で、経路がひとつ確実に消えます。

塞ぐ前に確認すること

侵入口が見つかったとして、すぐには塞げません。

中にハクビシンがいる状態で塞ぐと、閉じ込めます。出ようとして天井裏を荒らし、それでも出られなければ死にます。

子育て中はさらに厄介です。ハクビシンは春から夏にかけて出産することが多く、この時期に親だけ外に出ているタイミングで塞ぐと、子どもが天井裏に取り残されます。数匹分の死骸が回収できない場所に残ります。

「音がしなくなった」だけでは、いなくなった証拠になりません。判断のしかたはネズミの音がしなくなったにまとめています。ネズミの記事ですが、考え方は同じです。

追い出しても、捕まえてはいけません

ハクビシンは鳥獣保護管理法の対象です。許可なく捕獲すること、殺すことはできません。

罠を買って仕掛けた時点で違反になります。捕まえて山に放すのも駄目です。捕獲そのものが許可制だからです。

だからできるのは、追い出すことと、二度と入れないようにすること。この2つだけです。

法律の中身と、許可を取る手順はハクビシンの捕獲に許可はいるかに分けて書いています。

侵入口は複数あることが多い

塞いだのにまた入られた、という話の原因はここです。

メインの出入口とは別に、非常口のようなルートを持っていることがあります。1つ塞げば別を使います。

全部を見つけるには、屋根の上を一周する必要があります。足場を組むこともあります。

調査だけなら無料で受けている会社があります。何箇所あるのか、どこにあるのかを教えてもらってから、自分でやるかを決めても遅くありません。少なくとも、地上から見上げて探し続けるよりは早く終わります。

侵入口は複数あることが多い場所です。全部見つけてから塞ぐ必要があります。

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この記事を書いた人

築100年の田舎の家に住んでいるので、屋根裏で何かが走るなんて日常茶飯事。「まあ古い家だから…」と気にしていなかったのですが、害獣が子育てをし始めたことで駆除するきっかけになりました。このサイトでは、その時に私が体験したことをまとめています。

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