イタチの鳴き声が夜に聞こえる|キーッという声と、あの臭い

イタチの鳴き声が夜に聞こえる|キーッという声と、あの臭い

夜中に、天井から「キーッ」という鋭い声。

短くて、刺すように高い。犬猫の鳴き声とは明らかに違う。それがイタチです。

目次

声の特徴

イタチの鳴き声は、聞けば覚えます。

「キーッ」「キューッ」と一瞬で切れる高音です。伸ばしません。ハクビシンの「キューキュー」がやや間延びして聞こえるのに対して、イタチは短い。

そして威嚇するときは「ギャッ」「シャーッ」に近い音を出します。これが聞こえるなら、複数いて争っているか、追い詰められています。

鳴くのは主に夜です。イタチは夜行性で、日が落ちてから明け方まで動きます。ただし完全な夜行性ではなく、早朝や夕方に活動することもあります。

イタチは3センチの隙間から入ります。侵入口の特定は屋根に上がらないとできません。

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声より確実な手がかりは臭いです

正直なところ、鳴き声で判断するより、臭いのほうが確実です

イタチは肛門腺から強烈な分泌物を出します。天敵に襲われたときの防御ですが、縄張りの主張にも使います。

この臭いは、獣臭という言葉で想像するものよりきついです。鼻の奥に刺さるような、酸っぱさと生臭さが混じった臭い。天井裏で出されると、部屋まで下りてきます。

「家がなんだか臭い」から調べ始めて、天井裏の音に気づく。この順番でたどり着く人が多いのがイタチです。

臭いの詳細と、他の動物との違いは天井裏から動物の臭いがするにまとめました。

日本にいるイタチは2種類

家に入るイタチには、ニホンイタチとチョウセンイタチがいます。

ニホンイタチチョウセンイタチ
体長(オス)27〜37センチ28〜39センチ
分布全国西日本を中心に拡大
尾の長さ体長の3分の1程度体長の半分近い
市街地少ない多い

家屋に住み着くのはチョウセンイタチのほうが多いとされます。

そして扱いが違います。ニホンイタチのメスは狩猟鳥獣から除かれており、捕獲には許可が要ります。チョウセンイタチは、地域によって扱いが異なります。

見た目で雌雄や種類を判別するのは難しいので、捕獲を考える前に自治体に確認することになります。

イタチが出す臭いの正体

肛門腺からの分泌物は、脂質を含んだ液体です。

だから水で流れません。木材や断熱材に染み込み、時間が経っても残ります。市販の消臭スプレーが効きにくいのはこのためです。

そして、この臭いには縄張りを示す役割があります。残っているかぎり、そこは自分の場所だという目印になり続けます。

追い出して侵入口を塞いだのに戻られる、という相談の多くが、この臭いを消していないことに原因があります。

臭いの落とし方はイタチの臭いを消すにまとめました。断熱材ごと交換が必要になる場合もあります。

イタチが入る隙間は3センチ

イタチの体は細長く、頭が通れば全身が通ります。

必要な隙間は3センチほど。ネズミよりは大きいですが、ハクビシンやアライグマに比べればはるかに小さい。だから侵入口を見つけるのが難しく、塞いだつもりでも別のところから入られます。

よく使われるのは、屋根と壁の取り合い、換気口、床下の通気口、配管の隙間です。

追い出せても、それで終わりません

ここが厄介なところです。

イタチには帰巣本能があります。追い出しても、同じ場所に戻ってきます。数キロ離しても帰ってくると言われます。

つまり、追い出すことと、二度と入れないようにすることは別の作業で、後者をやらないと意味がありません。

そして、糞尿の臭いが残っていると、それが目印になって戻ります。清掃と消臭までやらないと、追い出しは完了しません。

臭いの消し方はイタチの臭いを消すに書きました。市販の消臭剤で消えるかどうかも、そこで説明しています。

捕まえるのは違法です

これは知らない方が多いところです。

イタチは鳥獣保護管理法の対象です。許可なく捕まえること、殺すことはできません。罠を仕掛けて捕獲した時点で違反になります。

さらにややこしいのは、オスとメスで扱いが違う点です。ニホンイタチのメスは、狩猟鳥獣から除かれています。捕獲するには自治体の許可が要ります。

「捕まえて山に放す」も駄目です。捕獲そのものが許可制だからです。

だからイタチに対してできるのは、追い出すことと、侵入口を塞ぐこと。この2つだけです。詳しい法律の話はハクビシンの捕獲に許可はいるかにまとめています。ハクビシンの記事ですが、根拠になる法律は同じです。

いま自分でできること

夜に声がしたら、時刻を控えてください。それと、臭いが部屋のどのあたりで強いか。

臭いが強い場所の真上が、だいたい巣か溜め糞の場所です。これが分かっていると、業者の調査が短く済みます。

そして、天井裏に上がって追い出そうとするのはやめてください。イタチは体こそ小さいものの、追い詰められると向かってきます。歯が鋭く、噛まれれば出血します。

見つけて追い払っても、その日の夜には戻っています。

臭いの強い場所を伝えれば、巣の位置の見当がつきます。追い出しと封鎖まで相談できます。

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この記事を書いた人

築100年の田舎の家に住んでいるので、屋根裏で何かが走るなんて日常茶飯事。「まあ古い家だから…」と気にしていなかったのですが、害獣が子育てをし始めたことで駆除するきっかけになりました。このサイトでは、その時に私が体験したことをまとめています。

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