ネズミが電気配線をかじる|漏電と火災につながります

ネズミが電気配線をかじる|漏電と火災につながります

天井裏でカリカリと音がする。それだけなら、まだ様子を見る余地があります。

ただ、ネズミが電気配線をかじっていた場合は、話が変わります。

目次

ネズミが電気配線をかじる理由

ネズミの前歯は一生伸び続けます。削らないと口が閉じなくなるため、常に何かをかじっています。

木材、断熱材、プラスチック、そして電線の被覆。硬さがちょうどよく、通り道にあるので対象になります。

天井裏と壁の中には、照明、コンセント、エアコン、通信線が通っています。ネズミの移動経路と、配線の経路はほぼ重なります。

配線は後回しにできない部分です。かじられているかどうかだけでも見てもらってください。

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何が起きるか

被覆が剥がれると、芯線が露出します。

露出した線が別の線や金属に触れれば、ショートします。火花が出ます。

天井裏はほこりが積もっていて、断熱材があり、ネズミが持ち込んだ巣材があります。燃えるものに囲まれた状態で火花が出ることになります

そこまでいかなくても、漏電すればブレーカーが落ちます。トラッキングのような形で徐々に発熱することもあります。

配線が原因の火災は、出火元の特定が難しく、原因不明とされることがあります。その中に動物によるものが含まれていると考えられています。

どこの配線が狙われるか

天井裏と壁の中を通っている線を並べます。

  • 照明の配線
  • コンセントとスイッチへの分岐
  • エアコンの電源と通信線
  • 給湯器のリモコン線
  • テレビのアンテナ線
  • 光ファイバー、電話線
  • インターホンの配線

一般的な住宅用の電線(VVFケーブル)は、外側の被覆が1ミリ前後です。ネズミが数分かじれば芯線に達します。

そして天井裏には、綿状の断熱材と、長年のほこりがあります。ネズミが運び込んだ巣材も加わります。着火するものに囲まれた場所で、被覆の破れた線が触れ合う状態になります。

気づくための症状

次のような変化があったら、天井裏の音と結びつけて考えてください。

  • 特定の照明だけがちらつく
  • 夜になるとブレーカーが落ちる
  • コンセントが効かなくなった
  • インターネットが不安定になった
  • 焦げたような臭いがする
  • 壁やコンセントのあたりが熱い

最後の2つは緊急です。ブレーカーを落として、電気工事店か電力会社に連絡してください。

通信線も対象です

電力線だけではありません。

光ファイバー、電話線、テレビのアンテナ線。これらもかじられます。

急にネットがつながらなくなった、テレビが映らなくなった。工事業者を呼んで調べたら天井裏で線が齧られていた、という経過をたどることがあります。

修理は工事になるので、費用がかかります。しかも、原因を取り除かなければ同じことが起きます。

車も狙われます

家の話から少し外れますが、車庫に停めている車の配線もかじられます。

エンジンルームは暖かく、雨風がしのげます。ネズミが入り込み、配線を齧ります。走行中に不具合が出れば危険です。

車庫の周りに餌になるものを置かない、ボンネットを開けて確認する、といった対策があります。

確認する方法

天井裏に上がれるなら、配線の状態を見てください。

装備は必要です。防塵マスク、ゴム手袋、ゴーグル、懐中電灯。天井板は踏まず、梁の上だけを歩きます。

見るのは次の点です。

  • 被覆が剥けている箇所がないか
  • 電線の周りに細かい削りかすが落ちていないか
  • 配線に沿って黒い擦り跡(ラットサイン)がないか
  • 焦げた跡がないか

削りかすが落ちているなら、いま進行しています。

自分で上がるのが難しければ、無理をしないでください。配線に触れる作業は資格が要ります。見るだけにしてください。

順番として、これは急ぐ側です

天井裏の害獣被害の中で、優先度が高いのが電気配線です

糞尿の被害は、放置すれば天井が傷むという時間のかかる話です。配線は、ある日突然結果が出ます。

だから、カリカリという音がしていて、それが同じ場所で続いているなら、後回しにしないでください。音の判別は天井裏でカリカリ音がするに書きました。

火災保険の対象になることがあります

配線をかじられて工事が必要になった場合、費用が出ることがあります。

火災保険に破損や汚損の補償が付いていれば、対象になる場合があります。契約によるので、まず保険証券を確認してください。

条件と申請の手順はハクビシンの被害に火災保険は使えるかにまとめました。ハクビシンの記事ですが、ネズミによる被害でも考え方は同じです。

そして、修理と並行して侵入口を塞がないと、直した線をまたかじられます。ネズミの侵入経路が分からないを見てください。

直しても入口が開いていれば、また同じことになります。封鎖まで含めて相談してください。

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この記事を書いた人

築100年の田舎の家に住んでいるので、屋根裏で何かが走るなんて日常茶飯事。「まあ古い家だから…」と気にしていなかったのですが、害獣が子育てをし始めたことで駆除するきっかけになりました。このサイトでは、その時に私が体験したことをまとめています。

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