イタチを自分で駆除できるか|できることと、できないこと

イタチを自分で駆除できるか|できることと、できないこと

先に線を引いておきます。

自分でやっていいのは、追い出すことと、侵入口を塞ぐことと、掃除することです。

捕まえること、殺すことは、許可なしにはできません。法律で決まっています。

つまり「駆除」という言葉で想像する内容の一部は、最初から選択肢に入っていません。

目次

法律の話を先に

イタチは鳥獣保護管理法の対象です。

許可なく捕獲した時点で違反になります。罠を買って仕掛ける、素手で捕まえる、どちらも同じです。捕まえたあと山に放すのも、捕獲行為そのものが許可制なので駄目です。

そして、ニホンイタチはオスとメスで扱いが違います。メスは狩猟鳥獣から除かれています。

許可を取る手続きは自治体ごとに異なります。申請して、審査があり、期間が定められます。個人が一時的に取ることもできますが、時間がかかります。

詳しくはハクビシンの捕獲に許可はいるかにまとめました。イタチについても根拠は同じ法律です。

屋根に上がれるか、天井裏を掃除できるか。ここが自分でやれるかの分かれ目です。

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自分でできる範囲

やれることは3つです。

追い出す。臭いや光や音で居心地を悪くする。ただし帰巣本能があるので、これだけでは戻ります。手段と限界はイタチを追い出す方法に書きました。

塞ぐ。通れるのは3センチほど。この大きさの隙間を全部見つけて、金網などで塞ぎます。

掃除する。糞尿と、あの臭いを落とす。これをやらないと、臭いが目印になって戻られます。

どこで詰まるか

自分でやろうとした人が止まるのは、たいてい同じ場所です。

侵入口が全部見つからない

3センチの隙間は、屋根まわりに多くあります。地上から見上げても見えません。屋根に上がる必要があり、そこで止まります。

そして、1つ塞ぐと別の場所から入られます。複数持っていることが多いためです。

塞ぐ作業ができない

見つけても、そこが屋根の上や床下だと作業できません。高所での作業は、慣れていない人がやると落ちます。

臭いが落ちない

イタチの臭いは、市販の消臭剤ではなかなか消えません。染み込んだ木材や断熱材ごと処理しないと残ります。

子どもがいた

春から夏にかけては、天井裏で出産していることがあります。追い出すと子どもが取り残されて死にます。回収できません。

時間と費用を比べておく

自分でやる場合にかかるものを書き出します。

  • 忌避剤、くん煙剤 数千円
  • 金網、パンチングメタル、充填材 数千円から
  • 防塵マスク、手袋、ゴーグル、使い捨ての服 数千円
  • 消毒剤、消臭剤 数千円
  • 脚立や梯子(持っていなければ)
  • 週末数日分の作業時間

材料費だけなら1万円台に収まります。ただし、これは全部うまくいった場合の話です。

侵入口を1箇所見落として戻られたら、また最初からになります。子どもが取り残されて死骸が出れば、天井を開けることになります。そうなると、最初から頼んだほうが安かったという結果になります。

業者に頼んだ場合の相場

自分でやる費用と比べられるよう、依頼した場合の目安も書いておきます。

動物費用の目安
ネズミ3万〜30万円
イタチ5万〜30万円
ハクビシン8万〜35万円
アライグマ10万〜40万円
コウモリ4万〜25万円

幅が大きいのは、作業範囲で変わるからです。

追い出しだけなら安く済みます。侵入口の封鎖が加わると、箇所数と場所で上下します。屋根に足場が必要なら、そこで数万円が乗ります。糞尿の撤去と断熱材の交換まで含めれば、さらに増えます。

つまり、見積もりの金額そのものより、そこに何が含まれているかで判断することになります。安い見積もりは、たいてい封鎖と清掃が入っていません。

頼む場合に確認すること

依頼するなら、見積もりの段階でこれだけは聞いてください。

  • 侵入口の封鎖まで含まれているか。追い出しだけの見積もりになっていないか
  • 糞尿の撤去と消毒、消臭が含まれているか
  • 何箇所塞ぐのか。その内訳が書面にあるか
  • 再発した場合の保証はあるか。期間は何年か
  • 屋根や外壁の補修が必要な場合、その費用は別か

追い出しだけの安い見積もりは、数か月後に同じ状態に戻ります。封鎖と清掃まで入っているかどうかで、金額も結果も変わります。

自分でやるかどうかの分かれ目

判断するなら、この2つで決まると思います。

屋根に上がれるか。上がって、外周を一周して隙間を探せるか。

そして、天井裏に入って糞尿を掃除できるか。装備をそろえて、防塵マスクをして、汚れた断熱材を袋に詰められるか。

この2つができるなら、自分でやる余地があります。どちらかが無理なら、その部分だけでも人に任せたほうが早く終わります。

調査だけ無料で受けている会社もあるので、侵入口が何箇所あるのかを知ってから決めても遅くありません。箇所数が分かれば、自分でやれる規模かどうかも判断できます。

見積もりは、封鎖と清掃まで含まれているかを必ず確認してください。無料で出してもらえます。

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この記事を書いた人

築100年の田舎の家に住んでいるので、屋根裏で何かが走るなんて日常茶飯事。「まあ古い家だから…」と気にしていなかったのですが、害獣が子育てをし始めたことで駆除するきっかけになりました。このサイトでは、その時に私が体験したことをまとめています。

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