害獣駆除に助成金は出るか|制度がある自治体と、条件

害獣駆除に助成金は出るか|制度がある自治体と、条件

害獣駆除の助成金を出している自治体はあります。ただし、あなたの市にあるかどうかは調べないと分かりません。

全国一律の制度ではないからです。同じ県内でも、市によって有無も金額も違います。

目次

害獣駆除の助成金はどんな形で出るのか

制度の形はいくつかあります。

捕獲器の無料貸し出し

これが一番多い。箱わなを一定期間貸してくれます。無料のことがほとんどです。

ただ、借りたあとが大変です。設置、毎日の見回り、餌の交換、かかった個体の運搬。この工程を自分でやることになります。実際どうなるかはハクビシンの駆除を市役所に頼めるかに書きました。

駆除費用の一部補助

業者に頼んだ費用の何割か、あるいは上限を決めて補助する制度です。数万円が上限のことが多い。

これが使えるなら大きい。ただし、条件が細かく決まっています。

捕獲した個体の引き取り・処分

捕獲後の処分を自治体がやってくれるものです。これも助かる部分です。

報奨金

捕獲1頭あたりいくら、という形で支払われます。アライグマのような特定外来生物を対象にしていることが多い。ただし狩猟免許や従事者登録が前提になっていることがほとんどです。詳しくはアライグマの駆除に報奨金は出るかにまとめました。

補助が出るかどうかより、総額がいくらになるかのほうが影響します。まず見積もりを取って比べてください。

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対応エリア:福島/東京・神奈川・埼玉・群馬・千葉・栃木・茨城/大阪・京都・兵庫・奈良・三重/愛知・静岡/富山・石川・福井/山梨・長野

実際にいくら戻るのか

制度がある自治体でも、金額の設定はさまざまです。よく見かける形を並べます。

金額の例
費用の2分の1補助、上限あり上限2万〜10万円
定額補助1万〜5万円
捕獲器の無料貸し出し費用0円(期間は2週間〜1か月)
捕獲個体の引き取り費用0円
報奨金(1頭あたり)1,000〜5,000円

駆除費用が20万円かかって、補助が上限3万円。この程度の割合になることが多く、制度があっても自己負担は残ります。

だから、補助の有無を調べることに何日も使うより、見積もりを取って総額を把握するほうが判断に効きます。

補助を受けるときの条件

制度があっても、条件を満たさないと出ません。よくあるのは次の点です。

  • 申請が工事の前であること。着工後は対象外
  • 市内に住民登録があること
  • 自己所有の住宅であること
  • 市税の滞納がないこと
  • 指定された業者、または登録業者を使うこと
  • 年度ごとの予算枠に空きがあること

いちばん多い失敗は、業者と契約してから申請することです。多くの制度で、申請と交付決定が先という順番になっています

見積もりを取るところまでは自由ですが、契約書に判を押した時点で対象外になる制度が多くあります。

電話で聞くこと

市役所の代表番号にかけて、環境政策課か生活環境課につないでもらってください。そこで次を聞きます。

  • 害獣の駆除に関する補助制度はあるか
  • 対象になる動物は何か
  • 補助の上限額と、割合
  • 申請から交付決定までの日数
  • 業者の指定はあるか
  • 今年度の予算はまだ残っているか

最後の質問を忘れないでください。予算枠に達すると、その年度は受付が終わります

農地が絡むと制度が増えます

家屋の被害より、農作物の被害のほうが制度が手厚い自治体が多くあります。

畑や果樹をやられている場合は、農政課にも聞いてください。防護柵の設置補助、捕獲の支援、被害調査。家屋とは別の枠組みがあります。

制度がなかった場合

害獣駆除の助成金はない、と言われることのほうが多いと思います。その場合は、そこで区切って次に進んでください。

調べる時間を延ばしても、天井裏の状況は変わりません。糞尿は溜まり続けます。

そして、補助が出るかどうかより、総額がいくらになるかのほうが影響が大きい。追い出しだけの安い見積もりを取って数か月で戻られるより、封鎖と清掃まで含んだ見積もりを取るほうが、結果として安く済みます。

見積もりで確認すべき項目はイタチを自分で駆除できるかの後半にまとめました。動物が違っても、確認する内容は同じです。

補助を使うときの順番

申請の順番を間違えると、制度があっても使えません。

  1. 自治体に制度の有無と条件を確認する
  2. 今年度の予算が残っているか聞く
  3. 指定業者があるか確認する
  4. 見積もりを取る(複数社)
  5. 申請書を出す
  6. 交付決定の通知を待つ
  7. 決定が出てから業者と契約する
  8. 工事、支払い
  9. 実績報告を出す
  10. 補助金が振り込まれる

7が肝心です。6の前に契約すると、多くの制度で対象外になります。

そして4と5のあいだで日数が空くと、見積もりの有効期限が切れることがあります。業者に有効期限を確認しておいてください。

保険のほうが可能性があるかもしれません

補助金より、こちらを先に調べる価値があります。

火災保険に破損や汚損の補償が付いていれば、動物による被害が対象になる場合があります。天井の張り替えや断熱材の交換は数十万円かかることがあるので、確認しないまま自己負担するのはもったいない。

条件と申請方法はハクビシンの被害に火災保険は使えるかに書きました。

制度がなかった場合は、そこで区切って次に進んでください。見積もりは無料で出してもらえます。

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この記事を書いた人

築100年の田舎の家に住んでいるので、屋根裏で何かが走るなんて日常茶飯事。「まあ古い家だから…」と気にしていなかったのですが、害獣が子育てをし始めたことで駆除するきっかけになりました。このサイトでは、その時に私が体験したことをまとめています。

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