空き家にネズミが住み着く|誰も住んでいない家ほど、条件がいい

空き家にネズミが住み着く|誰も住んでいない家ほど、条件がいい

人がいない家は、ネズミにとって安全な場所です

生活音がしない。人の出入りがない。天敵も来ない。日中でも堂々と動けます。

だから空き家では、住んでいる家より進行が速くなります

目次

気づくのが遅れます

住んでいれば、夜中の物音や糞で気づきます。

空き家では、次に行ったときまで分かりません。月に一度の見回りなら、その間の1か月は放置されたままです。

そして、いざ行ったときには、糞が積もり、断熱材が荒らされ、配線がかじられている。ここまで進んでいることがあります。

遠方で通えないなら、調査だけ現地で完結させることもできます。

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空き家の数と、放置される理由

総務省の住宅・土地統計調査では、日本の空き家は900万戸を超えています。そのうち、賃貸用でも売却用でもない、いわゆる放置された空き家が相当数を占めます。

放置される理由は、遠方に住んでいる、相続で名義が決まらない、片付けが終わらない。どれも「すぐには動けない」事情です。

そして、動けないあいだにネズミや獣が入ります。

近隣への影響が出ると、空家等対策の推進に関する特別措置法にもとづき、自治体から助言や指導を受けることがあります。状態によっては、より強い措置に進みます。

空き家で起きること

ネズミが入ると、次の順で被害が広がります。

配線をかじられます。漏電すれば、誰もいない家で火災が起きます。実際、空き家火災の原因のひとつとして配線の劣化や損傷が挙げられます。ネズミが電気配線をかじるに書きました。

糞尿が溜まります。天井にシミが出て、放置すれば天井板が抜けます。

断熱材が巣材にされます。引き裂かれ、掘り返されます。

そして、繁殖します。クマネズミは1回に6匹前後を産み、年に数回。半年空けておけば、数が大きく変わります。

近所への影響

自分の家だけの問題では終わりません。

空き家で増えたネズミは、周辺の家に移ります。餌を求めて出ていきます。逆に、自分が隣の空き家に困らされている側なら、隣の空き家にハクビシンがいるを見てください。所有者の調べ方から書いています。

近隣から苦情が来ることがあります。そして、その苦情には根拠があります。

自治体によっては、管理が行き届いていない空き家に対して指導や助言を行う仕組みがあります。放置し続けると、行政から連絡が来ることもあります。

電気を止めていると対策がしにくい

空き家で電気を止めている場合、作業がやりにくくなります。

天井裏の確認に照明が使えません。掃除機も使えません。殺虫処理の機材が動かせません。

売却や解体の予定があるなら別ですが、しばらく持ち続けるなら、電気は残しておいたほうが管理はしやすい。基本料金は月に1,000円前後です。

見回りのときに確認すること

行ったときに、これだけ見てください。

  • 床や棚に糞が落ちていないか
  • 食品の袋、石鹸、ろうそくにかじった跡がないか
  • 壁際に黒い擦り跡がないか
  • 天井にシミが出ていないか
  • 基礎の通気口の網が破れていないか
  • エアコンの配管穴のパテが剥がれていないか

最後の2つは外から見られます。侵入口として最も多い場所です。

見つけ方はネズミの侵入経路が分からないにまとめました。

置いておくものを減らす

空き家に残っている物が、そのまま餌と巣材になります。

  • 古い食品、乾物、調味料
  • 石鹸、ろうそく、油
  • 布団、衣類、紙類
  • 段ボール

食べ物と、巣に使えるやわらかいもの。この2つを減らすだけで、居心地は落ちます。

家財を残したまま空き家にしているなら、片付けの優先順位としては食品と布類が先です。

売却や解体の予定があるなら

先にやっておくべきことがあります。

買主が内覧に来たとき、糞が落ちていれば印象は決定的に悪くなります。査定にも響きます。

そして、ネズミがいることは告知の対象になり得ます。隠して売れば、あとで問題になります。

解体する予定なら、駆除は不要と思うかもしれません。ただ、解体までに何年もあるなら、その間に近隣へ広がります。

見回りのときのチェックリスト

空き家に行ったとき、10分でこれだけ見てください。

□ 床や棚に糞が落ちていないか
□ 食品の袋、石鹸、ろうそくにかじった跡がないか
□ 壁際に黒い擦り跡がないか
□ 天井にシミが出ていないか
□ 天井裏から臭いがしないか
□ 基礎の通気口の網が破れていないか
□ エアコンの配管穴のパテが剥がれていないか
□ 屋根に接している木の枝がないか
□ 前回来たときより糞が増えていないか

最後の項目が効きます。前回の写真を撮っておくと比べられます。

そして、食品と布類だけでも先に片付けてください。餌と巣材がなくなるだけで、居心地は落ちます。

遠方で通えない場合

月に一度も行けない、という状況の方が多いと思います。

その場合、自分で対処するのは現実的ではありません。行ったときに数時間で終わる作業ではないからです。

調査だけなら現地で完結します。侵入口が何箇所あるか、被害がどこまで進んでいるかを見てもらって、報告を受ける。立ち会いが要るかどうかは会社によります。

放置した年数が長いほど、費用も期間も増えます。次に行くのが半年後なら、その半年で状況は変わります。

放置した年数が長いほど、費用も期間も増えます。次に行くのが半年後なら、その分進みます。

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対応エリア:福島/東京・神奈川・埼玉・群馬・千葉・栃木・茨城/大阪・京都・兵庫・奈良・三重/愛知・静岡/富山・石川・福井/山梨・長野

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この記事を書いた人

築100年の田舎の家に住んでいるので、屋根裏で何かが走るなんて日常茶飯事。「まあ古い家だから…」と気にしていなかったのですが、害獣が子育てをし始めたことで駆除するきっかけになりました。このサイトでは、その時に私が体験したことをまとめています。

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