埼玉県熊谷市のハクビシン・アライグマなど害獣駆除|市がやる範囲と、補助金があるかどうか

熊谷市のハクビシン・アライグマ対応

天井裏で足音がする。庭の果実が食べられた。屋根を走る音で眠れない。

熊谷市にお住まいで、ハクビシンかアライグマらしい被害が出ているなら、市に相談できます。業者に頼んだ場合、払った費用の一部が戻ってきます。全国的にはかなり珍しい制度です。

相談者

えっ!!駆除までしてくれないの!?

案内人

そうなんです。最後まで全部やって欲しいところですが、彼らもボランティアでそこまではやってくれないんですよね…

この記事では、熊谷市の職員が実際にどこまで害獣駆除をやってくれるのかを、公式サイトに書かれている内容を調べて記載しています。

そのうえで、市がやってくれない部分を、自分で対処する方法まで書きます。

先に結論を書くと、自治体の対応は捕獲までです。天井裏に入っての追い出し、侵入口の封鎖、糞尿の撤去と消毒。この3つはどの自治体もやりません。そして、この3つを飛ばすと数か月後に同じ状態へ戻ります。穴が開いたままだからです。

目次

熊谷市はハクビシンとアライグマにどこまで対応するか?

項目熊谷市の場合
対応の型業者に払った防除費用の一部を補助します
対象の動物アライグマ、ハクビシン
費用記載なし
期間申請の受付は令和8年4月1日から令和9年3月31日まで。受付順に審査し、予算額に達した時点で受付終了
お金が出る制度防除にかかった費用の2分の1、上限5万円(千円未満切り捨て)
捕獲後の処分記載なし

出典:熊谷市公式ページ(2026年4月1日更新)

対応エリア:福島/東京・神奈川・埼玉・群馬・千葉・栃木・茨城/大阪・京都・兵庫・奈良・三重/愛知・静岡/富山・石川・福井/山梨・長野

熊谷市の害獣対策で、市がやることとやらないこと

熊谷市の対応
相談を受ける受ける
わなを仕掛けて捕まえる行わない(費用の一部を補助する)
天井裏に入って追い出す行わない
侵入口を塞ぐ行わない
糞尿の掃除と消毒行わない
工事費用の補助補助の対象になる

この表で「行わない」となっている4つ、つまりわなを仕掛けて捕まえる、天井裏に入って追い出す、侵入口を塞ぐ、糞尿の掃除と消毒は、市の制度に入っていません。捕獲が終わったあと、自分で手配することになります。

熊谷市に害獣の捕獲を申し込むときの条件

市内の家屋に住んでいて被害を受けた市民、または市内の空き家を所有か管理している人(空き家の場合、申請者の居住地は市内でも市外でもよい)。事業者と寺社は対象外。同一年度内にこの補助を受けていないこと(同一世帯員を含む)。市税を滞納していないこと。施工を同一年度内に終えていること。

条件を満たしていないと、電話した時点で断られます。当てはまるかどうかを先に確かめてください。

害獣の被害を役所に相談する前に、用意しておく4つのこと

被害の事実を説明できないと、その場で判断してもらえません。次の4つを控えてから電話してください。

用意するもの具体的に
いつから足音が始まった時期、果実が減り始めた時期。おおよそでよい
どこで天井裏のどのあたりか、庭のどこか。1階か2階かまで分ける
写真糞、食べられた果実、天井のシミ、荒らされた場所
足音の時間帯夜だけか、昼にもするか。動物の種類の見当がつく

写真があると、電話口での説明が一度で済みます。

熊谷市の害獣対策に関する相談窓口

窓口環境部環境政策課環境政策係(江南庁舎2階)
電話048-536-1547

番号は変わることがあります。かける前に熊谷市の公式ページで確かめてください。

ハクビシンとアライグマは、根拠になる法律が違います

同じように屋根裏へ入る動物ですが、扱いが分かれます。手続きの重さが変わるので、どちらがいるのかは早い段階で見当をつけておいてください。

ハクビシンアライグマ
法律上の位置づけ鳥獣保護管理法の対象鳥獣特定外来生物
根拠となる法律鳥獣保護管理法外来生物法
無許可で捕獲した場合1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金3年以下の拘禁刑もしくは300万円以下の罰金
別の場所へ運ぶこと許可の範囲による運搬だけで違反になる

自治体の制度も、この違いに沿って分かれています。アライグマだけを対象にして、ハクビシンは扱わない自治体が実際にあります。

害獣駆除の補助金で、間違えやすい申請の順番

費用を補助する制度には、申請の順番が決まっています。ここを外すと、工事が終わってから対象外だと分かります。

STEP
先に窓口へ連絡する

制度が今年度も動いているか、予算が残っているかを確かめます

STEP
対象になる業者を確認する

協会の会員に限るなど、業者の条件が付いていることがあります

STEP
見積もりを取る

対象になる作業の範囲を業者に確認してもらいます

STEP
申請してから着工する

多くの制度は、交付が決まる前に始めた工事を対象外にします

STEP
工事の前後を写真に撮る

申請に添えることを求められます

STEP
完了後に請求する

領収書と写真を添えて提出します

いちばん多い失敗は、4番目です。困っている状況では先に工事を頼みたくなりますが、着工が先だと補助が受けられません。

そして予算には上限があります。受付順で、年度の途中で締め切られることがあります。

相談者

業者を呼んでから申請すればいいですか?

案内人

逆です。申請して交付が決まってから工事に入ってください。順番が逆だと対象外になります

相談者

どの業者でもいいんですか?

案内人

条件が付いていることがあります。名簿に載っている業者かどうかを先に確かめてください

熊谷市でハクビシン・アライグマ対策を進めるときの注意点

この記事でいちばん大事なのは、受付順で予算に達した時点で終了するという点です。年度の後半になるほど枠が残っていない可能性が上がります。

もう一つ、施工できる業者が埼玉県ペストコントロール協会の会員に限られています。相見積もりを取るときは、その業者が名簿に載っているかを先に確かめてください。名簿にない業者に頼むと、工事が終わってから対象外だと分かります。

ハクビシンとアライグマを無許可で捕まえると、罰則の対象になります

自治体の対応を待てないと感じたとき、自分でわなを仕掛けようと考える人がいます。ここだけは踏み込まないでください。

許可を受けずに捕獲した場合、ハクビシンは鳥獣保護管理法違反にあたり、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金です。

アライグマは特定外来生物なので、外来生物法の対象になります。無許可の捕獲や運搬をした個人には、3年以下の拘禁刑もしくは300万円以下の罰金、またはその両方が科されます。法人の場合は1億円以下の罰金です。

とくに間違えやすいのが、捕まえたアライグマを別の場所へ運んで放す行為です。逃がしてやるつもりでも、運んだ時点で違反になります。

ホームセンターで箱わなを買うこと自体は禁じられていません。買えてしまうので、そのまま仕掛けてしまう人がいます。持つことと、仕掛けることは別です。

熊谷市に害獣駆除の補助金はあるか?

あります。内容は上の表のとおりです。

ただし、これは全国的には珍しい部類です。多くの自治体は捕獲までで、そのあとの工事や清掃は自己負担になります。

捕獲が終わっても、害獣の被害は終わりません

自治体の対応でいちばん見落とされるところです。

1頭捕まえても、入ってきた穴はそのまま残ります。糞尿も天井裏に残ります。穴が開いている限り、別の個体が同じ経路で入ってきます。

捕獲のあとに残る作業は4つです。

残る作業中身
残っている個体の追い出し子どもが残っていることがある。親だけ捕れても解決にならない
侵入口の封鎖ハクビシンは頭が入れば体も通る。8センチほどの隙間で入れる
糞尿の撤去天井裏に溜まったものを取り除く。断熱材に染みていれば交換になる
消毒と消臭ダニの発生源になる。臭いが残ると次の個体を呼ぶ目印になる

この4つを自治体がやってくれることは、ほとんどありません。飛ばすと数か月後に同じ状態へ戻ります。

熊谷市の場合も、この4つは制度に含まれていません。1頭捕まえたあと、天井裏に残ったものと開いたままの穴は、こちらで片付けることになります。

埼玉県のほかの市区町村の害獣対応

同じ都県の中でも、対応はそろっていません。引っ越しや、実家が別の市区町村にある場合の参考にしてください。

自治体対応の型窓口の電話
さいたま市自治体が捕獲048-829-1329
加須市わなの貸出0480-62-1111
川口市自治体が捕獲048-229-6735

熊谷市のハクビシン・アライグマ対応でよくある質問

熊谷市は無料で駆除してくれますか?

公開されている案内に費用の記載はありません。詳しい費用の扱いは上の表にまとめています。

どこに電話すればいいですか?

環境部環境政策課環境政策係(江南庁舎2階)です。電話は048-536-1547です。

見かけただけでも相談できますか?

相談はできますが、多くの自治体では実際に被害が出ていることが条件になります。熊谷市の条件は本文にまとめています。

自分で箱わなを買って仕掛けてもいいですか?

いけません。無許可の捕獲は、ハクビシンなら1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金、アライグマなら3年以下の拘禁刑もしくは300万円以下の罰金の対象です。

捕まえた動物を山に放してもいいですか?

できません。アライグマは運搬した時点で外来生物法違反になります。

熊谷市に駆除の補助金はありますか?

あります。内容は本文の表にまとめています。

捕獲してもらえば、それで終わりますか?

終わりません。侵入口が開いたままなら別の個体が入ります。封鎖と糞尿の撤去まで行って、ようやく終わりになります。

熊谷市のハクビシン・アライグマ対策のまとめ

熊谷市は、業者に払った防除費用の一部を補助します。窓口は環境部環境政策課環境政策係(江南庁舎2階)、電話は048-536-1547です。

ただし、捕獲までやってもらえたとしても、天井裏の追い出し、侵入口の封鎖、糞尿の撤去と消毒は残ります。塞がっていない穴がそのままなので、別の個体が入って同じことが繰り返されます。

そして、自分で捕まえるという選択肢は取れません。無許可の捕獲は罰則の対象で、アライグマは運んで放すだけでも違反になります。

まず窓口に電話して、条件に当てはまるかを確かめてください。そのうえで、制度に含まれない部分をどうするかを決めることになります。

対応エリア:福島/東京・神奈川・埼玉・群馬・千葉・栃木・茨城/大阪・京都・兵庫・奈良・三重/愛知・静岡/富山・石川・福井/山梨・長野

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この記事を書いた人

築100年の田舎の家に住んでいるので、屋根裏で何かが走るなんて日常茶飯事。「まあ古い家だから…」と気にしていなかったのですが、害獣が子育てをし始めたことで駆除するきっかけになりました。このサイトでは、その時に私が体験したことをまとめています。

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