東京都足立区のハクビシン・アライグマなど害獣駆除|区がやる範囲と、補助金があるかどうか

足立区のハクビシン・アライグマ対応

天井裏で足音がする。庭の果実が食べられた。屋根を走る音で眠れない。

足立区にお住まいで、ハクビシンかアライグマらしい被害が出ているなら、区に相談できます。委託した業者が来て、庭先や敷地内にわなを仕掛けるところまでやってくれます。ですが残念ながら、天井裏に入って捕獲する作業は含まれません。

相談者

えっ!!駆除までしてくれないの!?

案内人

そうなんです。最後まで全部やって欲しいところですが、彼らもボランティアでそこまではやってくれないんですよね…

この記事では、足立区の委託先の職員が実際にどこまで害獣駆除をやってくれるのかを、公式サイトに書かれている内容を調べて記載しています。

そのうえで、区がやってくれない部分を、自分で対処する方法まで書きます。

先に結論を書くと、自治体の対応は捕獲までです。天井裏に入っての追い出し、侵入口の封鎖、糞尿の撤去と消毒。この3つはどの自治体もやりません。そして、この3つを飛ばすと数か月後に同じ状態へ戻ります。穴が開いたままだからです。

目次

足立区はハクビシンとアライグマにどこまで対応するか?

項目足立区の場合
対応の型委託した業者が現地に来て、わなを設置します
対象の動物ハクビシン、アライグマ
費用無料。ただしエサ代は利用者負担で、侵入口を塞ぐ工事は別途自己負担
期間原則2週間
お金が出る制度屋内侵入口閉塞工事費用助成金がある
捕獲後の処分記載なし

出典:足立区公式ページ(2026年9月1日更新)

対応エリア:福島/東京・神奈川・埼玉・群馬・千葉・栃木・茨城/大阪・京都・兵庫・奈良・三重/愛知・静岡/富山・石川・福井/山梨・長野

足立区の害獣対策で、区がやることとやらないこと

足立区の対応
相談を受ける受ける
わなを仕掛けて捕まえる委託業者が行う
天井裏に入って追い出す行わない
侵入口を塞ぐ行わない
糞尿の掃除と消毒行わない
工事費用の補助行わない

この表で「行わない」となっている4つ、つまり天井裏に入って追い出す、侵入口を塞ぐ、糞尿の掃除と消毒、工事費用の補助は、区の制度に入っていません。捕獲が終わったあと、自分で手配することになります。

足立区に害獣の捕獲を申し込むときの条件

毎日の見回り、エサの用意と付け替え、捕獲時のすみやかな報告など7項目の義務がある。

条件を満たしていないと、電話した時点で断られます。当てはまるかどうかを先に確かめてください。

害獣の被害を役所に相談する前に、用意しておく4つのこと

被害の事実を説明できないと、その場で判断してもらえません。次の4つを控えてから電話してください。

用意するもの具体的に
いつから足音が始まった時期、果実が減り始めた時期。おおよそでよい
どこで天井裏のどのあたりか、庭のどこか。1階か2階かまで分ける
写真糞、食べられた果実、天井のシミ、荒らされた場所
足音の時間帯夜だけか、昼にもするか。動物の種類の見当がつく

写真があると、電話口での説明が一度で済みます。

足立区の害獣対策に関する相談窓口

窓口足立保健所生活衛生課動物愛護係
電話03-3880-5375

番号は変わることがあります。かける前に足立区の公式ページで確かめてください。

ハクビシンとアライグマは、根拠になる法律が違います

同じように屋根裏へ入る動物ですが、扱いが分かれます。手続きの重さが変わるので、どちらがいるのかは早い段階で見当をつけておいてください。

ハクビシンアライグマ
法律上の位置づけ鳥獣保護管理法の対象鳥獣特定外来生物
根拠となる法律鳥獣保護管理法外来生物法
無許可で捕獲した場合1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金3年以下の拘禁刑もしくは300万円以下の罰金
別の場所へ運ぶこと許可の範囲による運搬だけで違反になる

自治体の制度も、この違いに沿って分かれています。アライグマだけを対象にして、ハクビシンは扱わない自治体が実際にあります。

自治体が害獣を捕獲する場合、申し込みから何が起きるか?

役所が業者を出す形の自治体では、申し込みからおおむねこの順で進みます。

STEP
電話で相談する

被害の中身を聞かれます。いつから、どこで、どんな被害かを答えられるようにしておきます

STEP
現地調査の日を決める

委託業者から連絡が来ます。立ち会いを求められることがほとんどです

STEP
痕跡を確認する

糞、足跡、侵入口を業者が見ます。痕跡がなければ、ここで設置を見送られることがあります

STEP
わなを置く

置く場所は庭先や敷地内です。天井裏に置いてもらえる自治体はほとんどありません

STEP
毎日見回る

ここからは自分の仕事です。かかっていないか、エサが残っているかを毎日確かめます

STEP
捕獲されたら連絡する

業者が回収に来ます。自分で触らないでください

いちばん脱落が多いのは、5番目の毎日の見回りです。仕事や外出で数日空けられない、という理由で申し込みを断られることがあります。

そして期間内に捕まらなければ、わなは回収されます。延長できる自治体と、そこで打ち切りになる自治体があります。

相談者

申し込めば、あとは業者がやってくれるんですよね?

案内人

置くところまでです。毎日の見回りとエサの世話は申し込んだ人の仕事になります

相談者

留守がちなんですが、それでも借りられますか?

案内人

難しいことが多いです。条件に毎日の確認が入っている自治体がほとんどなので

足立区でハクビシン・アライグマ対策を進めるときの注意点

捕獲そのものとは別に、屋内侵入口閉塞工事費用の助成があります。捕獲したあとの穴を塞ぐ工事が対象です。捕獲だけで終わらせない設計になっている、数少ない自治体です。

ハクビシンとアライグマを無許可で捕まえると、罰則の対象になります

自治体の対応を待てないと感じたとき、自分でわなを仕掛けようと考える人がいます。ここだけは踏み込まないでください。

許可を受けずに捕獲した場合、ハクビシンは鳥獣保護管理法違反にあたり、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金です。

アライグマは特定外来生物なので、外来生物法の対象になります。無許可の捕獲や運搬をした個人には、3年以下の拘禁刑もしくは300万円以下の罰金、またはその両方が科されます。法人の場合は1億円以下の罰金です。

とくに間違えやすいのが、捕まえたアライグマを別の場所へ運んで放す行為です。逃がしてやるつもりでも、運んだ時点で違反になります。

ホームセンターで箱わなを買うこと自体は禁じられていません。買えてしまうので、そのまま仕掛けてしまう人がいます。持つことと、仕掛けることは別です。

足立区に害獣駆除の補助金はあるか?

あります。内容は上の表のとおりです。

ただし、これは全国的には珍しい部類です。多くの自治体は捕獲までで、そのあとの工事や清掃は自己負担になります。

捕獲が終わっても、害獣の被害は終わりません

自治体の対応でいちばん見落とされるところです。

1頭捕まえても、入ってきた穴はそのまま残ります。糞尿も天井裏に残ります。穴が開いている限り、別の個体が同じ経路で入ってきます。

捕獲のあとに残る作業は4つです。

残る作業中身
残っている個体の追い出し子どもが残っていることがある。親だけ捕れても解決にならない
侵入口の封鎖ハクビシンは頭が入れば体も通る。8センチほどの隙間で入れる
糞尿の撤去天井裏に溜まったものを取り除く。断熱材に染みていれば交換になる
消毒と消臭ダニの発生源になる。臭いが残ると次の個体を呼ぶ目印になる

この4つを自治体がやってくれることは、ほとんどありません。飛ばすと数か月後に同じ状態へ戻ります。

足立区の場合も、この4つは制度に含まれていません。1頭捕まえたあと、天井裏に残ったものと開いたままの穴は、こちらで片付けることになります。

東京都のほかの市区町村の害獣対応

同じ都県の中でも、対応はそろっていません。引っ越しや、実家が別の市区町村にある場合の参考にしてください。

自治体対応の型窓口の電話
世田谷区自治体が捕獲03-6432-7137
八王子市自治体が捕獲042-620-7250
北区自治体が捕獲03-3908-8618
墨田区自治体が捕獲03-5608-6208
大田区自治体が捕獲03-5340-7176(申込)/03-5744-1365(問い合わせ)
杉並区わなの貸出03-5307-0665
板橋区自治体が捕獲03-3579-2593
江戸川区自治体が捕獲03-3658-3177
江東区自治体が捕獲03-3647-6148
町田市自治体が捕獲042-724-4391
目黒区自治体が捕獲03-5722-9357
練馬区自治体が捕獲03-5984-4709
葛飾区自治体が捕獲03-5654-8237

足立区のハクビシン・アライグマ対応でよくある質問

足立区は無料で駆除してくれますか?

無料。ただしエサ代は利用者負担で、侵入口を塞ぐ工事は別途自己負担。詳しい費用の扱いは上の表にまとめています。

どこに電話すればいいですか?

足立保健所生活衛生課動物愛護係です。電話は03-3880-5375です。

見かけただけでも相談できますか?

相談はできますが、多くの自治体では実際に被害が出ていることが条件になります。足立区の条件は本文にまとめています。

自分で箱わなを買って仕掛けてもいいですか?

いけません。無許可の捕獲は、ハクビシンなら1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金、アライグマなら3年以下の拘禁刑もしくは300万円以下の罰金の対象です。

捕まえた動物を山に放してもいいですか?

できません。アライグマは運搬した時点で外来生物法違反になります。

足立区に駆除の補助金はありますか?

あります。内容は本文の表にまとめています。

捕獲してもらえば、それで終わりますか?

終わりません。侵入口が開いたままなら別の個体が入ります。封鎖と糞尿の撤去まで行って、ようやく終わりになります。

足立区のハクビシン・アライグマ対策のまとめ

足立区は、委託した業者が現地に来て、わなを設置するところまで対応します。窓口は足立保健所生活衛生課動物愛護係、電話は03-3880-5375です。

ただし、捕獲までやってもらえたとしても、天井裏の追い出し、侵入口の封鎖、糞尿の撤去と消毒は残ります。塞がっていない穴がそのままなので、別の個体が入って同じことが繰り返されます。

そして、自分で捕まえるという選択肢は取れません。無許可の捕獲は罰則の対象で、アライグマは運んで放すだけでも違反になります。

まず窓口に電話して、条件に当てはまるかを確かめてください。そのうえで、制度に含まれない部分をどうするかを決めることになります。

対応エリア:福島/東京・神奈川・埼玉・群馬・千葉・栃木・茨城/大阪・京都・兵庫・奈良・三重/愛知・静岡/富山・石川・福井/山梨・長野

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この記事を書いた人

築100年の田舎の家に住んでいるので、屋根裏で何かが走るなんて日常茶飯事。「まあ古い家だから…」と気にしていなかったのですが、害獣が子育てをし始めたことで駆除するきっかけになりました。このサイトでは、その時に私が体験したことをまとめています。

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